12日,西俣地域の蚕宮城がありました。蚕宮城は,種子島の各地域で小正月に行われている行事です。蚕の繭に似せた切り餅をやなぎやコヤスギの小枝につけ,門木や家の柱に飾って蚕の豊作を祈ることが由来とされています。
子供たちは家の門口から「このみやじょう」を,その家の幸福と繁栄を祈って合唱します。合唱が終わると祝い餅を頂きます。冷たい風があって少し寒かったですが,子供たちは元気に歌っていました。
保護者の方々が子供の頃は,回る家が多く,夜11時から12時までかかったこともあったそうです。今の子供たちもそういう話を引き継いでいくのでしょうか。