出前授業「選挙に関する学習」

本日は,市役所の選挙管理委員会の方々を迎え,高学年を対象とした出前授業「選挙に関する学習」を行いました。

6年生は,社会科でちょうど学習している内容だそうです。5年生にとっては予習にもなりますが,よい社会勉強となるはずです。

さて,どんな授業だったのでしょうか。

まずは,選挙管理委員会の先生と一緒に,なぜ選挙が行われるのかについて考えました。

また,民主主義の理念に基づいて行われている選挙の「4原則」を教えていただきました。

昔は,現在のように選挙権が平等に与えられていなかったそうです。収入の違いや男女の違いによって決められていた時代もあったそうです。

でも,今は,一人一票,皆が平等に選挙権をもてるようになりました。

しかし・・・

年配の方々に比べ,若い人たちの投票率がかなり低いというのです。

5・6年生の子供たちは,現在,10~12歳です。あと6~8年経つと選挙権をもつことになります。なぜ,若者の投票率が低いのか,子供たちなりに考えていました。

次に,模擬選挙を行いました。選挙は知事選。立候補者は2人という設定でした。

どちらの候補者に投票しようかと,2人の選挙公約を真剣に聞いた子供たち。

場所を変えて,実際に投票体験をさせていただきました。

見てください!このクオリティー!

音楽室が本物の投票所のようではありませんか。

まず,投票の仕方を教えていただき,

選挙管理委員長の宣言で投票が開始されました。

投票用紙は,特殊な紙で作られているのだそうです。折りたたんで入れたはずなのに投票箱を開けてみると全部開いていました。不思議ですが,すごい技術ですね~。

開票作業も体験させていただきました。

投票体験を終え,再度教室へと戻った子供たち。思ったことや考えたこと,分かったことなどを発表し合いました。

最後に,

6年生がお礼のあいさつを行いました。

「若い人たちの投票率が低いということでしたが,僕は18歳になったら絶対に投票します。今日は,ありがとうございました。」

難しそうだった「選挙」が,今日の学習を通して身近なものに感じられたようです。

選挙管理委員会の皆さん,本日は子供たちのためにありがとうございました。