「めっかりもうさん。」
今日の3時間目は子供たちが楽しみにしていた「読書まつり」でした。
今年は,昨年度もお世話になった「ぢろの会」の皆さんに御協力いただき,お話会を開催しました。
「ぢろの会」の「ぢろ」とは,種子島の言葉で囲炉裏のことだそうです。昔は,囲炉裏を囲んでおじいちゃんやおばあちゃん,お父さんやお母さんが孫や子供にいろいろなお話をしてくれたのだそうで,そこから,「ぢろの会」と名前が付けられたということでした。
まずは,種子島の子守歌「ようかい」という歌を紹介してもらいました。
「ようかい ようかい」とは,あの「妖怪」ではなく,「よい子だ。よい子だ。」という意味なんだそうです。
続いて,昔話「サルシの坂」というお話を聞かせていただきました。
はじめに,本校にもお勤めになられたことのあるS先生から,坂にはいろいろな名前が付いていることや,その坂には昔からいろいろなお話があることを教えていただきました。
今日は,その中から「サルシの坂」という校区にある坂のお話を聞かせていただきました。
続いては,「身の片ひら」という紙芝居をしてもらいました。
「片ひら」というのは,頭や腕などの欠けた身体のことなのだそうです。
子供には少し難しい言葉があっても,すぐに詳しく解説していただき,みんなどんなお話なのかよく理解しながら楽しむことができました。
「うたあそび」もしました。
最初は,少し難しそうにしていた子供たちでしたが・・・
だんだん面白さが分かってきたようで楽しんでいました。
時間いっぱい子供たちのために,お話を聞かせてくださった「ぢろの会」の皆さん。
最後に子供たちの感想を発表しました。
5年生のSさんは,「来年の自由研究では,いろいろな坂の名前や,その坂にまつわるお話を調べてみたいです。」と発表し,ぢろの会の皆さんも喜んでいらっしゃいました。
ぢろの会の皆さん,どうぞこれからも元気にご活躍ください。
本日は,上西の子供たちのために,本当に「ありがとうござり申した。」