12月4日(水)に,「男女共同参画学びの広場」を実施しました。
県男女共同参画センターを通しての開催です。
まずは,午前の部,児童対象のワークショップです。
かごしま女性政策研究会会員であり,多様性トレーナー,ワークショップデザイナーでもある髙﨑恵さんを講師にお迎えしました。
様々な活動や話し合いなどをとおして,多様性や個性,自分を大切にすること,そして他者を大切にすることなどについて考えました。
学年の枠を超えた活動で,温かい雰囲気・たくさんの笑顔の中に,充実した学びが得られました。
子どもたちは,「ちがい」や「まちがい」を恐れず,発表もたくさんできました。
今回の学習で,
「みんなの前で発表するとき,『ちがい』は『まちがい』ではないことを教えてもらったので,きんちょうせずに発表することができました。」
「ちがいは悪いことじゃないということがわかりました。今までははずかしいと思っていたので,そのことを知って安心しました。」
「みんな個性があって,それで同じ指示でもちがう絵になってしまうんだと思いました。」
「しゃべらないというルールでグループを作ることが,最初はむずかしいと思ったけれど,友達と協力してグループを作ることがとても楽しく感じました。」
「今日の学習で,自分や友達一人一人を大切にするということが分かったので,言うだけではなく行動でしめしていきたいと思います。」
などといった感想が子どもたちから出ました。
午後からは,職員対象のセミナーです。
職員は,「セミナー」という形態での学習でしたが,講師の解説のほか,やはり活動や話し合いも交えながら,最後は「発表」も行いました。
「人権というところから,自他を認め合う上でのポイントなど,具体的に話を聞くことができ,大変勉強になりました。」
「集団が大きくなればなるほど,統率をとることに労力を使うようになり,一人一人が見えなくなってしまいがちだが,一人の人間として人権を尊重すべきなのだと身の引き締まる思いがしました。」
「自己肯定感を育むために子どもたちと接していくことが,今後は少しだけ上手にできそうな気がします。」
などといった感想が聞かれました。
そして夜の部。
保護者・校区の皆さん,人権推進員の皆さん等を対象にしたワークショップです。
子どもたちのワークショップと同様に,活動や話し合いを中心に,和気あいあいと学習が進められました。
参加された皆さんからも,
「考え方次第でどんなこともよくなる気がします。今からでも子どもたちへの接し方を考えていきたいです。」
「これまで様々な場面で固定観念で物事を判断していたことを知らされました。今日は,子どもも大人もこうしたことを共有でき,とても有意義だったと思います。」
「子どもたちのことだけでなく,私自身が仕事をするうえでとても役に立つお話でした。すばらしいお話,本当にありがとうございました。もっと色々と聞きたかったです。」
「とてもわかりやすく,あっという間に時間が過ぎ,とても充実した時間でした。ありがとうございました。」
といった声が聞かれました。
児童,職員,保護者や校区の皆さんなど,本日受講した全員がたくさん学び,満足し,これからの生活に生かしていこうという気持ちになりました。
講師の髙﨑さん,男女共同参画センターの増山さん,川村さん,市役所地域支援課の山口さん,一日,ありがとうございました!